学術集会会長:山田寛幸(代表世話人)
沿革:「こころとからだの痛み研究会」は1988年に創立された「痛みと漢方シンポジウム」に遡りますが、1,989年に「難治疼痛症例ワークショップ」として独立し、1998年まで続きました。翌年に「こころとからだの痛み研究会」と名前を変えて、活動休止もありましたが、現在、年に2回学術集会を開催しています。
目的:本会は「痛み」の集学的治療を勉強するために、多業種の医療介護職などによる意見交換を行い、包括的医学の研究および啓蒙・普及を目的にしています。
前回の学術集会:「うつ病を考える」というテーマでいろいろと考えました。女優の萩生田千津子氏の「頸髄損傷から如何に立ち直ったか」という講演は、宮沢賢治の「雨にも負けず」を東北弁で語るというオマケ付きで、大好評でした。
記
日時:令和4年4月10日(日) 11時~14時
場所:学士会館 302号室
〒101-8459 東京都千代田区神田錦町3−28
電話03-3292-5936 FAX 03-3292-0882
会費(弁当代込み): 一般の方:6,000円、医療・介護・福祉・教育関係者:8,000円、
医師・歯科医師:10,000円、製薬会社関係者:10,000円
14時から、精養軒の2,000円相当の洋食弁当を307号室でめし上がっていただきます
プログラム
テーマ:「老年医療を考える」
1.参加者の自己紹介
2.講義:森庸厚先生(元・東京大学医科学研究所・腫瘍免疫学・教授)
「認知症の最新知見:糖尿病と認知症」
3.講演:川畠成道氏(バイオリニスト)
「突然視力を失って:いかに精神的に回復したか」
ゲスト紹介
今回はバイオリニストの川畠成道氏が、お忙しい中にもかかわらず来て下さいます。氏は8歳時に解熱薬の副作用と思われる危篤状態(Stevens-Johnson症候群)に陥り、生存率5%と言われましたが奇跡的に回復されたものの、視力を失いました。苦難の闘病生活を送りつつも10歳でバイオリンを始められて、2年後には日本学生音楽コンクールで3位に、また17歳時には日本音楽コンクールで3位に入賞されました。江藤俊哉氏に師事し、留学先の英国王立音楽院では、首席で卒業し巨匠バイオリニストのユーディ・メニューイン氏から卒業証書を手渡されました。著名ピアニストのマリア・ジョアン・ピレシュ氏と共演するなど、国際的な活躍をされている実力派です。
4.情報提供:高野絵美氏(ケアマネージャー)
「高齢者施設の分類」
5.ディスカッション:「居宅サービスと高齢者施設サービスの比較検討」
次回のテーマと日時:
テーマ:「精神科医療を考える」
日時:令和4年10月9日(日)、11時~14時、学士会館
プログラム:
講義(予定):大野裕先生(元・慶應義塾大学医学部・保健管理センター・教授)
「うつ病の認知行動療法」
講演(予定):佐藤武先生(元・佐賀大学医学部・保健管理センター・教授)
「精神科医がうつを経験して」
今後のテーマ(候補):
「思春期精神病について考える」、「慢性疼痛は治る」、「パーキンソン病はリハビリで良くなる」など
(参考文献:ノーマン・ドイジ著「脳はいかに治癒をもたらすか」紀伊国屋出版)
会場では新型コロナウィルス感染症対策を可能な限り行っています。
学術集会参加希望者は事務局あてにご連絡ください。なお、弁当は予約制なので不要な方は仰って下さい。
「こころとからだの痛み研究会」
“THE COMPREHENSIVE RESERCH SOCIETY ON HOLISTIC TREATMENT
FOR PSYCHOSOMATIC PAIN”
代表世話人:山田寛幸
大船榎本クリニック(院長、精神科)
元・慶應義塾大学医学部麻酔学・講師(非常勤)
元・東海大学医学部東洋医学・講師(非常勤)
事務局:〒230-0074横浜市鶴見区北寺尾2-10-16
ブリーフセラピー研究所「こころとからだ INTERMEZZO」 内
FAX: 045-515-5106、 E-mail: yamada0324hi@gmail.com